女性にとって出産は命がけの大仕事です。長い妊娠期間を経て、大仕事を終えた後でも、疲れが癒される間も無く育児があります。妊娠中よりは食べ物の制限は少ないかもしれませんが、妊娠から開放されたからと言って、出産後の食事を疎かにしてはいけません。
特に母乳育児をする方は、母体が摂取した物が母乳になる事を意識して、アルコールやカフェインの摂取には十分な注意が必要です。また、母乳をスムーズに出せるように、油分や糖分もコントロールしなければなりません。乳腺炎などの母乳トラブルを起こしてしまうと、赤ちゃんだけは無く、母体自身も辛い体験をしなければなりません。育児によるストレスもある中では、これは避けたいトラブルです。また、赤ちゃんの皮膚などにアレルギー反応が出た場合には、検査をしてその原因を調べなければなりません。
日本では昔から、母乳が出やすくなると言われる食べ物もありますが、中には根拠の無いものや、調理法や食べる量の確認が必要な物もあるので、事前に調べておいた方が良いです。
妊娠中同様に、産後もカルシウムと鉄分を摂取した方が良いですし、体調の変化などがあった場合には、医師などに相談してみる事も大切です。