私たち人間は、生まれてから3歳になるまでの成長が、人生で最も急スピードで飛躍的だといわれています。「三つ子の魂百まで」ということわざもあるように、3歳頃までに人間の土台が形成されます。人格・情緒・言語能力といった、人間の土台となる部分が形成され、それは年をとってからも変わりません。ですから、3歳までの子育てが重要なのです。毎日を大切に、愛情をもって子育てをしましょう。

では、3歳までの子育てはどのようにしたら良いのでしょうか。重要なポイントが5つありますので紹介します。

① 親子の触れ合い、遊びを大切にする

子供とたくさん触れ合い一緒に遊んで、五感を刺激させることが子供の発達に良い影響を与えます。目を見て話しかけたり、公園に遊びに行ったり等、短い時間でもしっかり子供と向き合いましょう。

② 子供ができるまで見守る

積み木やブロック、パズル等で一緒に遊んだ時は、親は手を出さずに、子供が最後までやるのをきちんと見守ってあげることが大切です。そうすることで子供は自分で考えて行動に移すようになり、想像力や可能性を伸ばすことができます。

③ 家に子供が自由に動き回れる空間をつくる

「キッチンは危ない」等、子供の身の安全を考えると、家の中で子供が遊べる空間は限られてしまいます。ですが、狭くても子供が自由に動き回れる空間を1つでも作ってあげましょう。そうさせることで、子供の積極性・想像力・好奇心を伸ばすことができます。

④ 子供に愛情をもっていることを伝えて心の絆を強くする

両親から愛情をたくさんもらって育った子供は後々、苦境に立った時でもくじけずに心の強い人に成長することができます。それは「自分は愛されている」「必要とされている」と、自信と自己肯定があるからです。ですから、どんなに忙しくても、わずかな時間でもスキンシップをはかり、態度や言葉で愛情を伝えてあげましょう。

⑤ 語りかけや会話をたくさんする

まだ言葉が分からないような赤ちゃんの時でも語りかけは大切です。語りかけることで脳が刺激され、言葉を吸収し、語彙が多く表現力が豊かな子供に育ってくれるはず。

このように0～3歳の間に子供とたくさん接し、そして子供がやることをきちんと見守ることで、人間として必要な能力を高めることができます。この5つのポイントを頭に入れて、さっそく子育てに活かしてみましょう。

また、この時期の赤ちゃんの子育てを支援する団体や会社も多いようです。赤ちゃんモデルを養成しているテアトルアカデミーでは、赤ちゃんモデルとしての芸能のお仕事に関することだけではなく、お母さんに子育てのことや、赤ちゃんの能力を高めるレッスンを実施しています。子供に経験させてみたいことや、赤ちゃんの成長段階に合わせて、集中力・想像力・音感等の能力を高める知育開発、情操教育まで多様なレッスンがあります。家ではできない教育ができるので、子供の今後の人格、能力を高めるために、こういったレッスンも試してみる価値があります。